2026年3月

2026年3月に多かった感染症は

1.ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症) 63%
2.インフルエンザB型 19%
3.水ぼうそう、溶連菌感染症 各6%

の順でした。この4つで感染症で受診した患者さんの94%を占めていました。

ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)は2月よりも増えてほぼ1月と同程度の患者数でした。突然の嘔吐で始まりますが、嘔吐はなく下痢だけのこともあり、発熱は必ずしもありません。比較的症状は軽い印象です。嘔気・嘔吐がある間は吐き気止めを使いながら、水分・糖分・電解質の補充をしましょう。食事などの固形物が胃に入ると反射的に吐いてしまうため、吐き気が強い1-2日間は水分中心で構いません。下痢は4-5日以内に治まることが多いですが、たまに長引くことがあります。また、下痢をしているときにミルクを飲んでいると、ミルクの中の乳糖という糖分を分解できなくなり、それで下痢が長引くことがあります。ミルク栄養中のお子さんには、乳糖分解酵素というお薬も整腸剤と一緒に出しますのでお知らせください。

インフルエンザは激減しました。B型は2月の発熱患者さんの70%を占めていましたが、3月の患者数はその1/10以下となりました。A型は3月は1人だけでした。今シーズンのインフルエンザの流行期は概ね終了したようですが、一部まだ流行している地域や施設がありますので、問診票への学校・幼稚園・保育園・こども園の記入をお願いします。

水ぼうそうが2月から3倍増となりました。ワクチン接種済でかかったお子さんがほとんどで、症状は軽めで済んでいます。潜伏期間が2-3週間と長いのが特徴です。発疹は体から出始めますので、園や学校で水ぼうそうが出たときは入浴時に気をつけて観察してください。

溶連菌感染症は2月から3月にかけて数は減りましたが、発熱患者さんに占める割合は増加しました。急な高熱と激しいノドの痛みが主体で、咳や鼻水がない場合は可能性が高いです。

水ぼうそうも溶連菌感染症も春先から増える感染症のため、これからさらに増えるかもしれません。気になる症状があるときは受診してください。

 

 

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