こどもたちにやさしさとやすらぎを・・・SUGA CHILDREN'S CLINIC

手足口病が未就学児の間でまだ流行しています。口の中の痛みで飲んだり食べたりできなくなって点滴目的で入院になった児もいます。夏に多い感染症ですので、今後、気温がしっかり下がってくれば減ってくるのではないかと思います。
軽い嘔吐下痢症（ウイルス性胃腸炎）も増えてきています。嘔吐だけ、下痢だけのこともあり、熱はあったりなかったりですが、ほとんどは軽症のようです。吐き気どめを上手に使って水分を少量頻回で確実に取らせてあげてください。
マイコプラズマ感染症は、ピークは過ぎたようですが、５歳以上を中心としてまだ多いです。最初の数日は軽かった咳が急激に悪化して、昼夜関係なく咳き込みが続くのが特徴です。
溶連菌も一時期ほどではなくなりましたが、まだ続いています。これも５歳以上が中心で、突然の高い熱と強いのどの痛みで発症します。のどを見るとわかることが多いので、疑わしい症状があるときは受診してください。溶連菌用の抗生剤を飲むとだいたい翌日には解熱しますが、腎臓、心臓に後遺症が出ることがあります。
新型コロナは月に1-2例程度で多くはありません。ほとんどが家族内感染で、学校単位で流行しているところはありません。
インフルエンザは別府市で学級閉鎖が出ているようですが、今のところ当院では陽性の患者さんは出ていません。インフルエンザワクチンを希望する方が増えてきました。今年から従来の注射に加えて点鼻のワクチンもできるようになりました。2歳から19歳未満までですが、小さいお子さんには痛くないので概ね好評です。また、13歳未満でも１回接種で完了です。ご希望の方はご予約をお願いします。
ようやく寒くなってきました。体調を崩しやすい季節ですので、手洗いとマスクをしっかりして感染症を予防しましょう。